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または FAX03-6804-2633(チョン・セフン係)まで

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澄み渡るように美しく声量豊かなハイトーン・ヴォイスで聴き手を魅了する韓国出身のチョン・セフン。待望の日本デビューアルバムです。
本アルバムは、エンニオ・モリコーネの「ネッラ・ファンタジア」に始まり、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の「愛のテーマ」、ミュージカル『オペラ座の怪人』の名ナンバーのほか、クラシックでは、カッチーニの「アヴェ・マリア」やモーツァルトのオペラ『魔笛』から「夜の女王のアリア」、ヘンデルの「私を泣かせてください」や「オンブラ・マイ・フ」、さらにチョン・セフンのオリジナル曲「ユー・アンド・オンリー・ユー」、そして世界で最も美しいと評される朝鮮半島の伝統的な音楽を現代音楽の手法とクロスオーバーさせた「アリラン」といった幅広い選曲で、チョン・セフンの美声を最大限に活かして全12曲収録しています。これら選りすぐりの名曲の数々を、チョン・セフンは女声と男声を自在に操り、ごく自然に歌い分けるとともに、オペラの歌唱法でポップスを歌う《ポッペラ》という独自の境地を開いた彼ならではの、歌への情熱と斬新なアイディア、気品にみちたハイトーン・ヴォイス、陰影豊かな歌唱、巧緻な表現で、いずれの曲も満喫させてくれます。
チョン・セフンは、男性のテノールの声域から女性のソプラノに近い声域までの広いレンジと繊細な声質を持っており、透明感あふれる清らかな歌唱を聴かせる稀有なテノール歌手であり、名カウンターテナーの一人でもあります。カウンターテナーとは、ファルセット(裏声)を用いて、女性の声域の声まで出せる男声アルト歌手をいいますが、近年は自然音で歌う優れた歌手も増えています。チョン・セフンの声も歌唱も自然音に近く、ファルセットに通常つきまとう不安定さや不自然さ、むらや弱々しさ、聴き苦しさといったようなことは少しも感じさせません。
チョン・セフンは、その美しい天性の声に加え、ナチュラルなテノールとカウンターテナーという発声の異なる声域と声質を、絶え間ない発声練習と努力とによって磨きあげてきました。しかも、持って生まれた才能と努力とによって習得した高度な歌唱技法を駆使して、今でははるか遠い過去の語り草となってしまったカストラート(★)という声種に似たソリッドな強い声をも自在に響かせながら、高音域を楽々と歌いこなしています。
チョン・セフンの声楽家としてのキャリアは、国内外の声楽コンクールで高い評価を得て始まりました。そして2002年、ミュージカル『オペラ座の怪人』でラウル役を好演してセンセーショナルな話題を集め、2004年に発売したデビューアルバムはクラシック・クロスオーバー部門のチャートで1位に輝きました。日本では2004年に日本文化庁招聘の「舞台芸術国際フェスティヴァル」に出演し、2005年にはAPEC2005で公演を行っています。同年、ニューヨークのカルーソー財団より《世界のための天使の賞》を贈られました。近年は、韓国や日本はもちろん、アメリカ、フランス、カナダなど海外でも活躍しています。
また、チョン・セフンの歌唱は、韓流ドラマでは、MBC『私の名前は姫』、SBS『女人天下』、MBC『愛の賛歌』、日韓共同制作の『赤と黒』、映画では『あしながおじさん』『連理の枝』といった作品などにも使われていましたから、どこかで耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
それにしてもこのうえなくのびやかで、多様で、豊かな感性と表現力にあふれたチョン・セフンの歌唱は、天地をも動かすほどのしなやかな力をもっているといえます。宙に舞うような感覚、ベルベットの手触り、クリーミーな味わい、やすらぎと懐かしさ、どのような表現をもってしても言い足りないほど魅惑的で、男声とか女声といったジャンルを超えた新しい音楽の領域で颯爽と輝いています。このソロアルバムは、そうしたチョン・セフンならではの魅惑の歌声と美しい響きにあふれた素晴らしい聴きものとなっています。
(★)ちなみにカストラートとは、優れた声を持つ少年を変声期前に去勢して喉頭の下降を止め、呼吸法や発声練習で声の柔軟性と高音域を維持する強靭な筋肉を育成して、より広い声域と、天上の声とも官能的とも評される声質と歌唱技法を持つ男性歌手をいいましたが、人道的立場から去勢が禁止され、19世紀以降は衰退してしまいました。〔横堀朱美〕
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